眼の病気ガイド
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膀胱炎

膀胱炎について

女性であれば、自分がかかってしまったことがあったり、家族や知人にかかった人がいたりと、「膀胱炎」は、案外身近な病気だったりもします。女性の4人に1人が膀胱炎を経験したことがあるというアンケート結果も出ています。膀胱炎は、細菌による感染のために膀胱が炎症を起こす病気で、男性に比べると女性のほうがかかりやすいのが特徴です。女性の尿道は男性に比べると、4~5センチほど短く、細菌のいる肛門や膣が尿道の近くにあるため、細菌が膀胱に入りやすいことが一因です。「ただの膀胱炎だ」「患部が患部だけに恥ずかしい」と放っておくと腎盂腎炎や腎臓への感染など、非常に重い症状になることもありますから、適切な対処が必要です。膀胱炎の原因や予防法を知って、つらい膀胱炎と縁のない生活を送りましょう。

膀胱炎

「排尿時の痛み……」もしかしてこれって膀胱炎?

膀胱炎の初期症状として代表的なものが「トイレが近くなる」という症状です。特に水分をたくさんとった覚えがないのに、30分から1時間おきにトイレにいくようなことが多ければ、膀胱炎を疑う必要があります。

トイレが近くなるのは、膀胱の神経が炎症によって刺激され続けるため、常に尿意を感じやすくなるからです。しかし、トイレに行く回数が増えても、排尿の量が多くないというのが特徴です。

その他にも、膀胱炎にはさまざまな症状がありますから、あなたに当てはまる症状がないか、チェックをしてみましょう。

・最近、トイレが近くなった気がする。
・排尿が終わってもなんだかスッキリしない。残尿感が残る。
・排尿の終わりかけや排尿後に、つーんとしみるような痛みがある。
・下腹部が重く、気持ちが悪い時がある
・尿が白っぽくにごったり、血が混じっていることがある。

いかがでしょうか?当てはまる症状がありましたか?
ひとつでも当てはまる症状があったとすれば、すでに膀胱炎にかかっている可能性があります。適切な処置または病院での診断が必要です。

膀胱炎になったら、外出や旅行を心の底から、楽しむこともできなくなってしまいます。早めの処置を心がけつらく不快な症状から開放されましょう。

つらい膀胱炎、その原因は?

膀胱炎

膀胱炎は、膀胱に炎症が起こり、尿を溜めたり排尿をしたりといった働きが弱まってしまう病気です。
トイレが近くなったり、排尿時に痛みがあったり。放っておけば高熱などの症状が出るおそれのある膀胱炎ですが、一体どのようなことが原因で起こるのでしょうか。膀胱炎の原因を3つに分けてご紹介したいと思います。

1つ目の原因は「細菌」

私たちの体には、多くの細菌が住んでいます。ブドウ球菌、大腸菌、など数え上げればきりがありませんが、これらの細菌が尿道から膀胱内へ侵入し、繁殖することによって膀胱が炎症をおこすのが膀胱炎です。

なかでも大腸菌は、膀胱炎の原因菌の80%を占めています。大腸菌は特に尿道付近の膣や、肛門に多く存在しますので、長時間生理用のナプキンを交換しなかったり、排便後に清潔に出来ていなかったりすると、細菌が繁殖してしまうおそれがあるのです。

2つ目の原因は「長時間の尿意の我慢」

実は膀胱の粘膜には、もともと、細菌から膀胱を守る力が備わっています。ですから通常は、膀胱に多少の細菌が入ってもすぐに膀胱炎になるということはありません。

健康な人は膀胱が尿でいっぱいになると、尿意を感じ、排尿をするのですが、この時、尿道や膀胱に入った細菌を尿が洗い流してくれているのです。しかし、排尿を我慢してしまうと、細菌が留まった状態が続き、膀胱が炎症を起こしやすくなります。排尿は、膀胱を守るためにとても重要な役目を果たしています。膀胱炎にかかると、この排尿機能にも障害がおこるので「頻尿」や「残尿感」の症状が出ます。

3つ目は、「下半身の冷え」

長時間に渡って下半身を冷やしてしまうと、膀胱に流れる血液の量が減り、抵抗力が弱まり、細菌を繁殖させてしまいます。

寒い時期は特に膀胱炎を発症する人が多い時期ですが、夏場も安心はできません。冷たい飲み物やクーラーで体を冷やさないような心がけが必要です。また、疲労やストレスで体力が落ち、抵抗力が弱まっている場合も膀胱炎になりやすい状態です。適度な運動とたっぷりの睡眠はとるように意識しましょう。

軽い膀胱炎なら自分で治せる!改善と予防

つらい膀胱炎にかからないために、また膀胱炎かな?と感じた時には、これからご説明する3つの「ない!」を思い出すようにしましょう。

膀胱炎撃退のための3箇条は、「入れない」「増やさない」「冷やさない」です。

第1条「(細菌を)入れない」

女性は、生理用ナプキンやおりものシートを利用される方が多いですね。長時間取り替えないのは細菌が繁殖する元です。こまめに取り替えるように気をつけてくださいね。

高齢者の介護をされている方も多いかと思いますが、紙おむつも一緒です。特に高齢者は抵抗力が弱まっていますので、つい交換を忘れると膀胱炎のリスクも高まります。

また、外陰部を清潔にしておくためにも、排便後はお尻を前から後ろに向かって拭くようにしてください。これは肛門にいる大腸菌を尿道に導いてしまうことの予防になります。

性行為がある場合は、自分も相手も体を清潔にしておくこと、行為後は必ず排尿をすることを忘れないでくださいね。排尿が細菌を洗い流してくれます。

第2条「(細菌を)増やさない」

膀胱内の細菌を増やさないためには、「尿意を長時間、我慢しない」ことが一番大切です。膀胱内に入ってしまった細菌を追い出すために、尿意を感じなくても3~4時間おきにトイレにいく習慣をつけましょう。

細菌を追い出すには、水分をたっぷりとることも大切です。なるべく膀胱に刺激を与えるカフェインの入っていない水や麦茶などの水分を多めにとる。そして定期的に排出する。これが膀胱内に細菌を増やさない秘訣です。

第3条は「(体を)冷やさない」

冷え性に悩まされる女性は多いです。膀胱炎が女性に多い病気なのは、男女の尿道の長さの違いだとご説明しましたが、実は女性に「冷え性」の人が多いこともその一因ではないかといわれています。

冷え性がある場合、体温が低く、血液の流れが悪くなります。これにより臓器の働きも悪くなってしまいます。特に、下半身の冷えは直接、排尿に関わる膀胱や尿道といった臓器の働きを弱め、排尿回数を減らします。自分で尿意を我慢しているつもりはなくでも、知らず知らずに膀胱の細菌を増やしてしまうことになります。

また、体の冷えは自律神経の乱れ、疲労回復の妨げにもなり、細菌に対する抵抗力を弱めます。
「体を温め、水分と栄養をたっぷりとって、よく休養する」
かるい膀胱炎ならこの方法で良くなることも多いですし、予防にも効果的です。

膀胱炎を再発させないために

膀胱炎はとても再発しやすい病気です。一度かかってしまったら、疲れるたびに症状が出るということがあります。

膀胱炎になりやすい生活習慣になっている場合は、「3つのない!」を忘れずに普段の生活を見なおしてください。ちょっとおかしいな?と感じたら、水分を出来るだけたくさんとって、下半身、とくにお腹のあたりをよく温め、横になって休んでください。

それでも、何度も繰り返すようでしたら、医師の診察を受けてください。膀胱炎は抗生物質を1週間ほど飲み続けると症状がなくなります。しかし、医師に指定された期間はしっかり薬を飲み続けないと、生き残った細菌が再び繁殖し、また症状が繰り返してしまうということも多いのです。

まとめ

・膀胱炎は女性の4人に1人が悩んでいる身近な病気。
・膀胱炎の症状は、「頻尿」「排尿痛」「残尿感」など不快なもの。
・膀胱炎の原因は、「細菌」「尿意の我慢」「体の冷え」
・膀胱炎を改善・予防するには「細菌を入れない」「細菌を増やさない」「体を冷やさない」3つの「ない!」が重要。
・再発しないためには、水分をたくさんとって、お腹を温め、しっかり休養をとる。
・病院で処方された薬はしっかり飲み続けることが大事。

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