眼の病気ガイド
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尿漏れ

尿漏れについて

くしゃみをした時に「尿もれ」を経験したことはありませんか?
尿失禁・尿もれを起こしてしまうと、ほとんどの人はまず「恥ずかしい」と思ってしまい
誰にも相談できず、どうしたらいいのか分からないまま、とりあえずの対処として
コッソリ尿漏れパッドやシーツを使っているという人が多く見られます。

しかし、パッドやシーツが尿を受け止めてくれたとしても、
尿失禁や尿もれそのものが改善するわけではありません。
そのままにするのではなく対策を取りましょう。

どうして尿失禁・尿もれが起こるのか、改善するためにはどうしたらいいのか
今回は、人知れず尿失禁・尿もれに悩んでいる人に役立つ情報をお届けしたいと思います。

尿漏れ

排尿の仕組み

まずは、排尿の仕組みからご説明します。

腎臓でつくられた尿は、尿管を通って膀胱(ぼうこう)に溜められます。
膀胱にはだいたい300~500ミリリットルほどの尿が溜められるようになっていて
この膀胱から、出口となる尿道に尿が送られ、排尿が行われます。
尿道は普段は閉じられており、排尿の際にだけ開くようになっています。

また骨盤の底には、「骨盤底筋」という筋肉群があり、この骨盤底筋は、膀胱・膣・子宮・直腸などをしっかりと支えるだけでなく、尿道や肛門を締める役割も果たしています。

膀胱から尿道に送られた尿を排出後、尿道を締めて漏れないようにするために、
骨盤底筋は重要な役割を背負っています。
尿道を水道の蛇口にたとえるなら、骨盤底筋は「パッキン」のような役目と言えるでしょう。

尿失禁・尿もれの原因は?

尿失禁・尿もれの原因は「水道の蛇口(尿道)を締めるためのパッキン(骨盤底
 筋)がダメになってきている」ことから起こります。

 尿失禁・尿もれは、妊娠中および出産をした女性が圧倒的に多い
 割合となっていますが、これは妊娠時に、この骨盤底筋が胎児の
 重みで伸びきってしまうことが大きな原因です。

 そして出産時にこの骨盤底筋が傷ついたりすると、出産後しばらくたっても元に戻りません。

 つまり、「パッキンがゆるみ、破損した状態」になってしまうのです。

もちろん、この骨盤底筋がゆるんでしまうリスクがあるのは、妊娠中・出産後の女性だけではなく
便秘による「いきみ」でも、同様の負担が骨盤底筋にかかります。

 また、加齢による骨盤底筋肉の衰えなども当てはまり。こちらはパッキンでいえば
「経年劣化」した状態にあたります。

 つまり尿失禁・尿もれを改善するには、このパッキン・つまり「骨盤底筋」を何とかする必要があるということです。

尿失禁・尿もれはこうすれば改善できる!

尿漏れ

尿失禁・尿もれになるのは「水道の蛇口(尿道)のパッキン(骨
 盤底筋)がダメになってきている」からだと説明をしました。

 「そんなことを言っても、骨盤底筋はパッキンのように取り替え
 ることができないのに、どうすればいいの?」と思った方もいらっしゃると思います。
確かに骨盤底筋は、「取り替えること」はできません。しかし、パッキンと違って人の細胞は
再生しますし、筋肉は鍛えることもできます。
つまり、尿失禁・尿もれを改善するためには、「蛇口をきゅっと締めるためのパッキン」である
骨盤底筋を鍛えれば良いのです。

そのためにとても有効なのが「おしっこを途中で止めるような動き(蛇口のパッキン締め運動)」をすることです。
この感覚をつかむには、排尿時に、実際におしっこを途中で一度止めてみるのが一番簡単です。
洋式トイレなら少し中腰になった方がやりやすいでしょう。
1度の排尿で何度もおしっこを止める必要はなく、最初の1回だけでかまいません。

最初の1回で、「キュッ」と締める動きを覚えて、その後は、これを毎日の生活の中で、気が向いたときに行いましょう。

この「蛇口のパッキン締め運動」をずっと続けて、3年間悩んでいた尿失禁を2ヶ月で改善させたCさんが、なかなか面白い工夫をされていたのでご紹介します。

 Cさんいわく、
「毎日この運動を忘れないように、家の中に『蛇口は忘れず締めること』って貼り紙をしていました。これなら人に見られてもおかしくないし、忘れずに続けることができました。」とのことです。
毎日続けるための工夫の一つとして参考にされてはいかがでしょうか?

さらに、この「蛇口のパッキン締め運動」と並行して、尿もれに効果があるといわれる
「ジリョウ」というツボを毎日刺激するのもおすすめです。

 ジリョウは、尾てい骨のやや上に、左右に分かれた状態で2つあり
 ます。ジリョウは温めての刺激が効果的なので、入浴時に尾てい
 骨の上あたりをさすったりするといいでしょう。

 また「自律神経の乱れ」が、骨盤底筋の働きに影響を与えていることもあります。
これを手っ取り早く改善するためには「朝起きたら窓を開け、朝日の光を見て、朝の空気を思いっきり吸う」という方法がおすすめです。
こうして脳に「今から朝だ!」という命令を送ると、体にも「昼夜のメリハリ」がきちんとつくようになります。そうすると自然と寝つきもよくなり、自律神経の乱れも改善されることが期待できます。

自分の尿失禁・尿もれの状態をきちんと知ることも大切で、
1週間、あなたの尿についての「排尿記録」をとってみてください。
排尿した時間はいつか、そして尿失禁や尿漏れをしてしまった時間はいつか、それを書いていきます。 これを見ると、あなたの尿失禁・尿もれが、ある程度特定の時間に集まる傾向が見えてくることが多いのです。

 もし「だいたいこの時間ぐらいにいつも尿もれしている」ということが分かれば、
その時間の前にトイレに行っておくという対策をするだけでずいぶん違ってきます。

まとめ

・「蛇口のパッキン締め運動」と「ツボ刺激」
・「自律神経の正常化」
これらの対策で改善するまでの間は、排尿記録を生かして、尿失禁・尿もれを事前に食い止めましょう。
もしこれらの対策をしばらく続けても改善されない場合は、なんらかの病気が原因、
ということも考えられます。その場合は一度医師の診断を受けてみて下さい。

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